7.課題解決型長期実務訓練制度について

 課題解決型長期実務訓練制度は、期間を通して一つのテーマに取り組みますが、教育課程上、学部4年「実務訓練」と、博士前期課程1年「課題解決型実務訓練」の2つの科目を履修することになります。(1.04 実務訓練の期間及び実施時期 参照)
 必要な手続について、以下に記載のないものは、実務訓練に準じます。

7.01    課題解決型長期実務訓練制度を希望する場合の留意点

① 実習テーマ 

 博士前期課程科目の「課題解決型実務訓練」履修中は他の科目を履修することができませんが、本科目履修中は輪講及び特別研究も履修している制度設計になっているため、実習テーマは修士の研究と整合性を保つ内容であることが前提です。

② 海外実務訓練履修時のビザ(査証)

 海外で履修する場合、ビザ(査証)の取得が必要です。査証取得には数か月を要しますので、早めに手続を開始してください。大学からの証明書等が必要な場合は速やかに教務課連携教育支援係に申請してください。大学からの証明書等の交付には数日かかるので余裕を持って申請してください。

③ 履修可能条件

 8月に行われる大学院入試(一次募集)に合格していることが前提です。不合格となった場合は国内での実務訓練に切り替えとなります。

7.02   実務訓練機関とのマッチング及びテーマ設定について

 「課題解決型実務訓練」履修中は、博士前期課程「輪講」及び「特別研究」も併せて履修しているという制度設計であるため、実務訓練テーマは、修士研究テーマとの整合性を保つよう、学生、指導教員及び機関の担当者との間で調整を行ってください。

7.03   履修手続

 課題解決型長期実務訓練制度を履修する学生は、「課題解決型長期実務訓練履修届」を提出してください。なお、海外で履修する学生は、「海外実務訓練履修申請書」が別途必要になり、申請者に対して実務訓練実施委員会が面接を行います。

7.04    開始報告

 実務訓練開始時と課題解決型実務訓練開始時の2回、指導教員と所属系の実務訓練実施委員宛に開始報告(メール)を行ってください。 

7.05    報告書 

 「課題解決型実務訓練実習報告書」及び「課題解決型実務訓練最終報告書」は各訓練期間中の訓練内容についてそれぞれ作成し、指導責任者の署名を受け、指導教員へ提出してください。様式が不足する場合は、別紙を添付してください。

様 式 対象期間
第1回実習報告書 実務訓練開始日~1月31日
第2回実習報告書 2月1日~実務訓練終了日
第3回実習報告書  実務訓練終了日の翌日~3月31日
第4回実習報告書 4月1日~4月30日
課題解決型実務訓練最終報告書 通 期

7.06    成績評価

 「実務訓練」及び「課題解決型実務訓練」の科目ごとに成績評価を行います。

 実務訓練の成績は、「実務訓練評定書」、「実務訓練中間報告書」、「実務訓練最終報告書」、「実務訓練教員視察報告書」及び実務訓練報告会の報告内容を総合的に判断する。
 「実務訓練中間報告書」、「実務訓練最終報告書」は「実習報告書(第1~2回)」で読み替える。

 課題解決型実務訓練は「課題解決型実務訓練評定書」、「実習報告書(第3~4回)」、「課題解決型実務訓練最終報告書」、「課題解決型実務訓練教員視察報告書」及び課題解決型実務訓練報告会の報告内容を総合的に判断する。